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患者様に安全な白内障手術を提供するために

白内障は、いずれ誰にでも訪れる眼の病気になりますので、日本国内だけでも年間で約130万人の方が手術を受けられています。そのため、比較的ポピュラーで身近なイメージを持たれている方が多いと思います。しかし、わずか2mmほどの空間で行う手術になりますので、とても繊細な技術が求められる手術になります。また、加齢に伴って発症する老人性白内障が大半を占めますので、眼の機能が低下している方や他の眼疾患を併発されている方もいらっしゃいます。当然、そういった方の手術は、より慎重に行わなければなりませんし、手術後の経過も注意深く観察していく必要があります。特に多焦点眼内レンズによる白内障手術を希望される方が増えているため、手術の精度が手術後の見え方を左右するといっても過言ではありません。患者様に安全な白内障手術を提供するために、私たちも様々な取り組みを行っていますが、以下にご紹介する内容は、手術を受けていただく患者様だけではなく、手術を提供する側である私たち医師にとっても大切な内容になります。

白内障手術は片眼ずつ行うのは患者様の眼を守るためです

当院が両眼を同日で手術を行わない理由

最近では最新のレーザー白内障システムなどを使用すれば、白内障手術は安全な手術になりました。しかし、白内障手術は決して簡単な手術ではありません。特に注意しなければならない合併症として感染症がありますが、眼は栄養が豊富な器官になりますので、ひとたび術後感染症を発症すれば、失明に陥る可能性もあります。当院では、外科的手術にも対応できるクリーンルームで手術を行っており、徹底した清潔管理の下で手術を行っているため、幸いにも術後感染症を生 じた症例はありませんが、全体的に見ると1000人〜3000人に1人の確立で白内障の術中・術後感染症が発生するといわれています。両眼同日に手術をした場合、片方の眼に感染症が生じた場合、同じ環境で手術をしているため両眼ともに感染が生じる可能性がありますので、失明の危険性が両眼に及ぶことになります。こういった万一の事態に備え、片方の眼だけでも守るという考え方は、患者様の大切な眼を第一に考えた原則になりますので、当院では両眼同時の白内障手術は行っておりません。当院では、片眼の手術を行ってから1週間程度の期間を空けて、もう片眼の手術を行っていますが、これは先に手術をしたほうの眼に問題ないことを確認してから、反対側の眼の手術を行うためであり、日帰り白内障手術の大原則となります。最近、患者様の利便性だけを優先して両眼同日の日帰り手術を行っているクリニックもあると耳にしますが、日帰り手術を提供するクリニック側が最低限のルールを守る必要があります。この大原則をまもることが、患者様の大切な眼を守るためには必要不可欠です。
※大学病院などの大きな施設で行っている入院手術は、手術後の管理を病院内で行えますが、それでも片眼ずつ手術を行っています。

オンライン診療では適切な手術後の経過観察はできません

当院がオンライン診療を行わない理由

最近はコロナの影響でオンライン診療が話題となっておりますが、眼科はオンライン診療が極めて困難な診療科といわれています。理由は、視力測定、眼圧測定が自宅では困難なこと、眼底の診察もオンラインでは不可能です。眼科でのオンライン診療を行うために、携帯電話に取り付けられるアタッチメントを開発する会社を眼科医たちが立ち上げましたが、そのアタッチメントを付けても、角膜表面の傷の程度や、白内障の核硬化度の程度がわかるくらいで、あくまでも眼の表面を確認できるに過ぎません。白内障をはじめとする眼内の手術後には、視力や眼圧の測定は必須の検査項目になりますし、前房内の炎症細胞、フレアの詳細な評価は必要不可欠です。しかし、表面的な観察しかできないオンライン診療では、白内障手術後に必要な経過観察や診断を行うことは不可能なため、オンライン診療で対応できる範囲には限界があるのが実情です。患者様が適切な位置にカメラを移動させることも難しいと思いますし、何よりも肝心な部分が観察できないことが、眼科でのオンライン診療が極めて困難と言われる最大の理由になります。表面的な30%程度の診察はオンラインでも可能かもしれませんが、眼科専門医が細隙灯顕微鏡で診察するのに比べて、30%がオンラインでは限界だと当院では考えています。そもそも、現在の技術で術後診察をオンラインで行うことは不十分というのが当院の見解です。オンライン診療は、診療科目によっては非常に有効なものだと考えますが、単なる利便性だけを優先するオンライン診療では患者様の大切な眼を守ることができませんので、当院ではオンライン診療を導入いたしません。

適正な価格表示

当院では、 ホームページで手術費用を確認いただけます

多焦点眼内レンズによる白内障手術やレーザー白内障手術は自費診療になりますが、保険診療ではできない新しい手術や治療を提供できるメリットがあります。しかし、自費診療は医療機関が提供する価格を自由に設定できるため、同じ治療を受けるにしてもクリニックによって価格に違いがあります。そのため、「どのくらい費用が必要なのか」「予算を検討するのに費用面の情報が欲しい」という患者様も少なくないと思います。当院では、多焦点眼内レンズを30種類以上取り揃えていますが、レンズによって価格が異なるため、レンズごとの費用やレーザー手術代をホームページで確認していただけるように、それぞれの価格を表示しています。電話でお問合せいただいても、おおよその費用はお伝えするようにしていますが、中には受診してみないと手術の費 用が解らない不親切なクリニックもあるようです。手術の費用は患者様にご準備いただくものになりますので、当院ではクリニックにお越しいただく前に費用の情報を確認いただけるよう取り組んでいます。また、多焦点眼内レンズによる白内障手術を片眼150万円、両眼で300万円以上の価格を設定しているクリニックもありますが、レンズ費用だけでこの価格は一般相場を無視した価格設定という印象しかありません。当院では出来る限り多くの患者様に適正価格で、「多焦点眼内レンズによるレーザー白内障手術」を受けていただけるように価格を設定していますので、多焦点眼内レンズによるレーザー白内障手術を、両眼698,000円(税別)からご案内しています。この価格はレンズ代もレーザー手術代も含んだ価格になりますが、他にも患者様の眼の状態に適した手術プランをご用意しております。ませんので、当院ではオンライン診療を導入いたしません。
患者様の利便性の向上は大切なことですが、 第一に適切な医療を受けていただくことが優先されなければならないことを理解してご手術をご検討ください。


白内障手術を受けるまでの流れ

無料メール相談

冨田実アイクリニック銀座では、ご予約の前でも無料のメール相談を受け付けております。眼の治療ということへの不安や心配事は、誰でも少なからず持っていると思います。そんな不安を少しでも解消していただくために、無料のメール相談窓口を設け、皆様のご相談にお応えさせていただいています。インターネットが発達している最近では、様々な噂や憶測が流れていて、何が本当の情報なのか?解らない時代です。そんな皆様の不安や心配事に院長自らがお応えします。どんな些細なことでも構いません。検査のご予約をいただく前でも遠慮なくご相談下さい。最近では、新型コロナウイルスの感染拡大で、外出を控える方もいらっしゃると思います。ただ、眼の病気は放っておくと病気が進行してしまうことが考えられますので、適切な時期に検査や手術を検討することが大切です。
  • STEP.1

    適応検査予約
    手術を受けていただくためには、まず眼の状態を確認する必要があります。白内障手術は非常に繊細な手術ですので、詳細な検査を行って、正確な手術に向けた準備をしなければなりません。適応検査のご予約は、お電話または予約フォームから必要事項を入力していただくと予約をお取りいただけます。
    フリーダイヤル
    お電話の場合は、ご希望の日時をお伺いして予約状況を確認しながらご予約をお取り致します。その際に、検査時の注意事項などをお伝えさせていただきます。
    無料NET予約
    予約フォームからご予約いただいた場合は、ご希望日の予約状況を確認したうえで、当院スタッフから折り返しのお電話を差し上げます。お電話でご予約日時の確認を取らせていただいた時点で、ご予約確定となります。その際に、検査時の注意事項などをお伝えさせていただきます。
  • STEP.2

    受付・問診票記入
    クリニックにご来院いただき、まずは受付を済ませていただきます。問診票をお渡し致しますので、必要事項をご記入いただきます。その後、検査にお呼びしますので、待合ロビーでお待ちください。
  • STEP.3

    適応検査
    適応検査は、様々な検査機器を使って細かく眼の状態を検査します。検査時間は約2時間程度かかりますが、これほど詳細な眼の検査を受ける機会は、あまり経験したことはないと思います大切な眼の手術ですので、国家資格を持つ視能訓練士が責任を持って検査をさせていただきます。視力検査や角膜の形状の測定、屈折強度など、約15種の検査を行います。また、瞳孔を開いて眼底や水晶体の状態を詳しく検査する散瞳も行います。瞳を開く目薬を点眼してから30分くらいで瞳孔が開いてきますので、散瞳状態を確認してから検査にお呼びします。 ※瞳が開きづらい方もいますので、追加の点眼をする場合があります。

    適応検査を受ける前のコンタクトレンズ制限

    コンタクトレンズをご使用の方は、適応検査前に装用を中止していただく必要があります。コンタクトレンズをしているとレンズに角膜が圧迫されて角膜形状が変化します。この状態で検査を行っても、正しい検査データが取得できません。そのため、コンタクトレンズの装用を一定期間中止していただき、角膜の形状を自然な状態に戻してから検査を行います。安全に手術を行うためには、正しく検査を行うことが非常に重要ですので、装用中止期間は必ずお守りください。

    コンタクトレンズ種類別装用中止期間

    レンズの種類 レンズ詳細 装用中止期間
    ソフトコンタクトレンズ 近視用・遠視用 使い捨て・終日装用 3日間
    連続装用 1週間
    乱視用・遠近両用 使い捨て 1週間
    連続装用 1週間
    カラーコンタクト 使い捨て 3日間
      1ヶ月連続装用 2週間
    ハードコンタクトレンズ 近視用・遠視用
    乱視用・遠近両用
    終日装用 1週間
    連続装用 1週間
    オルソケラトロジー オルソケラトロジー 1ヶ月
    円錐角膜専用コンタクト 円錐角膜用酸素透過性ハードコンタクトレンズ 1週間
  • STEP.4

    診察
    詳細な検査を行った後、診察を行います。適応検査のデータをもとに手術が出来るかどうか?他に目の病気がないか?などを診察したうえで、見え方の希望などをお伺いしながら、適した眼内レンズや手術方法についてご提案させていただきます。従事しているお仕事・大好きな趣味・取り組んでいるスポーツなど生活環境は患者様によって様々です。当院では、執刀を担当する冨田院長が診察を行います。眼の手術ということで、少なからず不安もあると思いますので、どんな些細なことでも構いませんので、遠慮なく何でもご相談下さい。
  • STEP.5

    手術の申込
    診察で手術が適応と診断され、手術で使用する眼内レンズ、術式、手術の日程を決められた方は、正式に手術のお申し込みをいただきます。正式に手術のお申し込みをいただきましたら、手術で使用する眼内レンズの度数を計算して、オーダーをさせていただきます。
  • STEP.6

    カウンセリング
    カウンセリングでは、手術についての基本的な説明をさせていただきます。専門のスタッフから、手術の流れや手術の内容、手術当日の注意事項、処方薬、手術後の症状、術後の通院スケジュール、日常生活の注意事項などについて、ご説明させていただきます。
  • STEP.7

    採血検査
    白内障手術は、眼内の手術になりますので少なからず出血を伴う手術になります。そのため、採血検査を行い、主に感染症の有無などについて調べます。採血検査の結果、何らかの感染症が見つかった場合は、手術時間を変更させていただく場合がありますので、予めご了承ください。
  • STEP.8

    手術前の最終チェック
    ご手術の1週間~2週間前を目安に手術前検査にご来院いただきます。手術を目前に控えていますので、眼の状態に問題が無いかを最終的にチェックします。当院では、安全に手術を迎えていただくために、最終チェックを行っています。手術当日になって手術ができないという状況にならないためにも、しっかりと最終チェックをさせていただきます。
  • STEP.9

    ご手術
    手術当日は、簡単な検査を行って、適応検査のデータと大きな誤差が無いかを確認します。その後、会計を済ませていただいてから手術室へご案内いたします。手術直前ということで緊張することもあると思いますが、常に手術フロアのスタッフが常駐していますのでご安心ください。手術の準備を整えてから看護師が手術室へご案内します。
    清潔な環境を維持するクリーンルームを完備
    手術室は、最新の設備とクリーンルームを完備していますので、外科的手術ができるほどの清潔な環境で手術を受けていただきます。また、世界トップクラスの経験と実績を持った冨田院長が手術を担当します。冨田院長は、手術の指導医の資格を取得しており、医師を指導する立場にいる先生ですので、安心して手術を受けていただけます。
  • STEP.10

    手術後の経過観察
    手術後は、経過を観察するために定期的な受診が必要となります。 定期検診は手術後の経過を見るうえで、とても大切なものですので、必ず受診してください。また、手術後の症状には個人差がありますので、経過によっては別途受診していただく場合がございます。その際も医師の指示に従って必ず受診してください。
<手術後の通院>
翌日、3日後、1週間後、2週間後、1ヶ月後、2ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後
  • ※検診終了後も年に1~2回は、眼の状態を検査することをお勧めします。
  • ※手術で良く見えるようになると定期検診を軽視される方がいますが、手術後の経過観察は手術と
    同じくらい重要になりますので、しっかりと受診してください。